2015年10月19日月曜日

会社員になって分かったこと

会社員生活、残り二週間。この二週間が、私の意識の中で永遠とも感じられるほど遠く遠く伸びている。先が見えないほど、この二週間という時間は長い。おそらく、過ぎてしまえばあっという間。けれど、あと二週間あると思うと、気が遠くなるほど。

ともあれ、もうすぐ終わりなのは事実。それは私の意識と無意識にも影響を及ぼしており、緊張感が低下気味。おまけにやる気はすっからかん。そうなれば仕事上のミスも増えてきて、このところ週に二回くらい上司に怒られている。温厚な上司のため「雷が落ちる」というのではないが、いやな感じでじわじわ来るので「背中に正体不明の爬虫類を入れられる」といった感覚。

さて、もうすでに退職が見えているため、内心ではサラリーマン生活の総括がはじまっている。詳細なことは退職後にするつもりだが、やや先走って、今回は少し、会社員になって初めて分かったことを記しておきたい。

過去の私から、こんな質問が飛んで来たとしよう。

「どうして会社員の人は、仕事内容についてあんまり具体的なことをしゃべったりネットに書いたりしないんですか」

いい質問だ。学生のきみは授業のことや友達とのことについてあれこれネットに書きまくっているから、その延長で社会人もやればいいと思うのだろう。答えのひとつは、時間がないからだ。学生と違い、会社員は時間がない。週に五日、毎日九時間程度は働いており、家でも仕事関連の用事をせねばならないことがけっこうある。となると、仕事のことを落ち着いて考えたり、ましてそれをおもしろくネットに書くというのは、時間的に無理なのだ。

それから、守秘義務だとか特定されるおそれだとかがある。会社に属していると、さまざまな会社の情報、顧客の情報を目にする。たとえば、私がここに会社のさまざまな数値だとか、こんなクレームがあったとか、こんなオモシロ顧客がいたとか、そういうことを書いたらアウト。たいへん問題になる。だからあまり書けないのだ。もちろん、守秘義務に抵触しないようなことも多いが、会社というのはそれ以外のつまらないことでも、あまり公にして欲しくないものなのだ。私などの社員も、もし同僚や顧客に、このブログが特定されたらどうしようとヒヤヒヤもの。

そんなわけで、なかなか会社員という立場上、ネットで情報を発信することは難しい。辞めたら、ギリギリまで書くけどね。

では第二問。

「ドラマとかで、サラリーマンはいつもパソコンに向かってるイメージがありますが、あれは何をしているんですか」

これは私も多いに疑問だった。忙しい忙しいと言いつつ、たいていテレビの中のサラリーマンというのはデスクでディスプレイとにらめっこをしている。あれは何をしているのか。正解は、私の知る限り、書類作り・報告業務・発注などである。

私も日々、仕事時間にパソコンに向かうことが多いが、エクセルでものの数を打ち込んだり、チラシなどを作成したりしている。あとは、出勤時間だのレポートだのの入力も多い。組織というのは、とにかく何をやるにも報告が必須。200円の交通費をもらうのにも、データを打ち込み、プリントアウトし、ハンコを押し、さらに他二つほどハンコをもらって承認を得るといった手続きが必要になる。それが案外煩わしい。組織を管理しようと思うと、そういうコストが必要になってくるのだ。

「どうしてサラリーマンの人って、仕事終わりによくお酒を飲むんですか」

これは私もまだ分からない。分からないのだが、事実として、お酒好きは多い。学生のころより多い。もうだいぶ薄れたのだろうが、それでもまだ、お酒を飲むこと、しかもたくさん飲むことは美徳だという風潮がある。それがストレス解消にもなっているようだ。昔、「クリノトリガー」というゲームでレイラという原始人の女キャラがいた。強い女原始人というキャラ。そのレイラが、主人公のクロノと酒の飲み比べをするというシーンがあった。その飲み比べでクロノが勝つと、レイラから賞賛されるのである。そこから推察するに、人間は太古より、酒に強いことが美徳という価値観があったようである。その太古からの流れが、現在のサラリーマン部族に受け継がれているのであろう。

さて、そろそろ夜も遅くなってきた。続きはまたいずれ書くことにしよう。

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