今更ながら、小説を書くのが楽しい。会社員生活によって創作欲を抑圧されていたせいもあるが、非常に楽しい。書くのも楽しいし、書いたものを読むのも楽しい。こういうところ、ほんとナルシストだと思うのだけど、自分で書いたものがめちゃくちゃ面白いのだ。書いたそばから何度も読み直してほくそ笑んでいるのだから世話がない。自給自足が完成している。
さて、ブログのアクセス解析を見ていると、日々新人賞の結果が気になっている方からの訪問があるのに気づく。ここでは予選通過者を発表していないから、がっかりさせているような気もするが、発表が近づくとネットでいろいろ見てみたくなる心理は分かる。
野性時代フロンティア新人賞の結果発表もたしかもうすぐ。12月発売の1月号で一次通過が発表だったはずだ。一応今年も応募しているのでどうなるか、近々確認しにいくことになる。思えば去年は4本出して、予選通過がここだけだった……ああ、心の古傷がうずいてしまった。忘れよう。
あと、もう一つ応募していた賞もある。ダヴィンチ「本の物語」大賞である。ここは「本にまつわる物語」を募集していたのだが、条件に合致するかどうか微妙な線のものを出してしまい、心配している。俗にいうカテエラ(カテゴリー・エラー)の可能性もある。あと、一次選考とか二次選考の発表があるのかどうかも分からない。おそらくなさそうな気がするが、どうか。ま、最終に残れないんならもうそのへんはどうでもいいような気もするが。
執筆に話を戻すと、今回三人称で書くことによって、というよりぶっちゃけて言えば、ピンチョンの文体を真似ることによって、表現の幅がグッと広がった。この感じならいくらでも書いていけそうである。毎年新人賞に片っ端から応募する勢いで原稿を量産していきたいものだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。