2016年4月24日日曜日

漢字かひらがなか

とりとめのない話を一つ。

ワナビのみなさまならだれもが迷うであろうこと、つまり漢字かひらがなかという問題。これについてだらだら書こうと思う。

学生時代は、とりわけ義務教育のうちは、漢字の書き方を教わる。なるべく漢字で書くほうがいいと教わる。だから、漢字かひらがなかという問題には、自発的に文章を書くようにならないと直面しない。しかも、これといったルールがあるわけでもなく、自分なりに考えていくしかない。

たとえば、上の二段落目の前半部、どう書くのがいちばんスマートだろうか。

「ワナビの皆様なら誰もが迷うであろう事」

フルで漢字にするとこうだ。だが、若干、字面が濃い。では、これならどうか。

「ワナビのみなさまなら誰もが迷うであろうこと」

ほぼ、もとの通りである。私の中ではこれも許容範囲だ。結局、ぜったいにこうでなきゃいけないというものはない。

それでもある程度、自分なりに基準はあって、接続詞や副詞はほとんどひらがなにするとかしているのだが、非常によく迷うものもある。というか、一つの作品においてだいたい混在してしまうものがある。

「分かる」

これはくせ者だ。いっつも、「分かる」か「わかる」かで迷う。そしてどっちつかずになる。本によって、作者によって、これをどうするかは本当にまちまちである。

「ひとつ、ふたつ」

これもよく迷う。「一つ、二つ」でも別にいいのだが、やはりこれは和語であるから、日本特有のひらがなで表記するほうがしっくりくるような気もする。「ひとり、ふたり」も同様。ちなみに、「三人」を「さんにん」と書くことは絶対にない。

「○○のほう」

これは、元々はいつも漢字で「方」と書いていた。だが、何かの本でひらがなにしてあるのを見て、それもいいなと思い、感化された。書くたびに迷っている。

「来た、来る」

これも厄介者だ。文章が単調なためか、登場人物がどっから来ることが多いのだが、そのとき「くる」のか「来る」のか、迷う。漢字でも違和感はまったくないが、あまり頻出するとうるさく感じる。神経質すぎるのかもしれないが。

「僕、俺」

これは、だいたいひらがなで「ぼく、おれ」と書く。けど、漢字のほうが自然かもとも思う。どっちがいいだろう。

「全然、絶対」

これはもともと二字熟語であるから漢字で書くのが普通だが、日本語にすごく馴染んでいるため、ひらがなで書いても違和感がない。けっこう溶け込むのだ。前後に漢字が多い場合など、ひらがなで「ぜんぜん、ぜったい」でいける。そしてこの、敢えてひらがなにしてるところが手だれっぽくてかっこよくもある。

「彼」

これも、敢えてひらがなで「かれ」とするとかっこいい場合がある。翻訳物の小説では「かれ」が多い印象。一方、「彼女」を「かのじょ」とするのは見たことがない。


とりとめのない話をしてしまった。寝るとしよう。

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